【株価算定】IT系企業の投資先株式売却に係る株価算定
【対象会社の概要】
業種:ネットサービス会社
売上高:約20億円超
【評価の概要】
IT系企業が投資先会社株式を売却するにあたり、譲渡価額決定の参考資料として株価算定を行った。
評価対象会社はネット系で多いアーリー企業ではなく、
直近決算で、すでに20億円以上の売上高を計上しているある程度ステージの進んだ企業である。
算定方法は、評価対象会社にて事業計画が作成されていたため、
インカムアプローチに基づくDCF法により算定を行った。
DCF法の第一の欠点は、事業計画の信憑性。
入手した事業計画は1通りのケースのみであったため、
こちらで、2年目以降にある一定の仮定を置いて、
ベースケース、アップケース、ダウンケースの3通りのシナリオを用いた。
更に第二の欠点は、使用する割引率。
非公開企業の場合、特に資本コストについて客観的な算定が困難であり、
算定者の主観によるところが多い。
今回は、資本コストは、上場類似会社のβを用いてCAPMにて算定し、
イボットソン・アソシエイツ・ジャパンが発表してる米国でのサイズプレミアムを加味して、
算定を行った。
負債コストについては、評価日時点の借入金が無いこと、及び将来の借入計画も不明であることから、
資本比率を100%と仮定し、資本コストのみを使用する割引率(WACC)とした。
その結果、概ね15%前後となった。
以上のファクターから株式価値を算定し、
レンジを持たせた価額にてレポートとして提出を行った。
これからこちらを用いて、価格交渉が始まるとのことだ。



